ドクターXとの出会い

週末に少し時間があったので、公開されたと聞いて以来、ずっと見たいと思っていた『劇場版ドクターX』を観に行きました。
『ドクターX』は米倉涼子さん主演の医療ドラマで、人並み外れた手術の能力を持つ天才外科医が、体制や忖度に抗うという痛快なストーリーです。
このドラマは2012年に最初に放送されて以来ずっと観てきました。今回の映画でシリーズが完結するということで、非常に楽しみにしていました。
自分と『ドクターX』の関わり

実は僕、以前は病院でシステム管理者として働いていました。医療業界への興味を持つきっかけの一つに、この『ドクターX』が少なからず影響を与えていたと思います。
直接的な影響ではないものの、頭の片隅に「医療業界」というキーワードが残り、転職活動の際に思い出された結果、病院での仕事を選ぶことになったのです。
ちなみに、医療業界に携わるITエンジニアとして、医療情報技師という資格を取得しました。この資格は、医学、医療情報システム、情報処理の3分野で合格する必要があり、僕の場合は『ドクターX』への興味が、医学分野での学習意欲を高めてくれたと思います。
医療業界の特殊性と学び

病院でのシステム管理者としての仕事は、非常に特殊な環境でした。
医師や看護師、薬剤師などの専門性が高い職種の中で、ITエンジニアとして病院を運営する立場は、他職種への興味やリスペクトが大いに役立ちました。
その経験は今の僕にとって、かけがえのない財産です。そして、『ドクターX』が描く医療の本質や価値観が、当時の僕の思考に少なからず影響を与えていたのだと感じています。
映画の感想

さて、肝心の映画の感想ですが……とても楽しめました!
シリーズを通して描かれる「医師の本質的な役割」である患者の命を救うというテーマが、今回の映画でも貫かれていました。翻弄される人々の中で唯一その本質を忘れない主人公・大門未知子(米倉涼子さん)が、最終的にはすべてを救うというストーリーは、とても励まされます。
また、脇を固めるキャストも素晴らしく、特に大学病院側の重要ポストを演じた西田敏行さんが印象的でした。彼が演じるキャラクターが映画に深みを与えていましたが、もうお亡くなりになられたことを思うと寂しさも募ります。
ドラマを観たことがない方へ

『ドクターX』をまだ観たことがない方には、まずドラマの第1シーズンをお勧めします。Amazonの有料レンタルやDVDなどで視聴できますので、最初の1話だけでも試してみてください。
もし過去のドラマを観たことがある方は、最終回を観るという意味でも映画館で楽しむ価値があると思います!
おわりに

今回映画を観て、医療業界で働いていた当時のことを思い出しました。僕は普段、映画やゲームを遊ぶタイプではなく、気が向いたときに楽しむ程度ですが、こうして得た感動や考えたことをブログに記録していきたいと思います。
また、過去にはゲームを制作した経験もあり、ものづくりそのものに対するリスペクトがあります。そのため、作品の良し悪しを厳しく批評することはできませんが、「良かった!」と感じたことを皆さんにお伝えできればと思います。
これからも不定期更新になりますが、感想や考えたことを発信していきますので、よろしくお願いします!